地方で少額のリスティング広告とディスプレイ広告はどっちが良い?この二つは、広告の目的が全く違います。
目次
地方で少額のリスティング広告とディスプレイ広告はどっちが良い?
結論
リスティング広告の一択で間違いありません。
そもそもリスティング広告とディスプレイ広告は広告の目的が全く違います。
- リスティング広告は、獲得を狙うための広告
- ディスプレイ広告は、知ってもらうための広告
小売り販売のECショップの少額予算での例
地方の小売販売のECショップが少額予算で1ヶ月で40件の購入を獲得したECサイトを例にあげます。
予算は、
リスティング広告に5万円(GoogleとYahooで半分づつ)
ディスプレイ広告に5万円(GoogleとYahooで半分づつ)
結果は、
リスティング広告の購入は40件
ディスプレイ広告の購入は0件
でした。
なぜこのような結果になったか原因を考えてみると、そもそもディスプレイ広告は購入を目的にするにはあまり向いていないからです。
ディスプレイ広告で興味関心のターゲティングをしたところで、広告をクリックする人はなんとなく広告画像があったから、なんとなくクリックした人という事になると思います。
つまり、ディスプレイ広告のクリックは非常に軽く、購入の目的には馴染みません。
ですが、その商品・サービスを知らない人に知ってもらうという「知ってもらうための」広告効果を持っています。
ディスプレイ広告は、目的を間違えると結果が伴わないという勘違いに落ちいてしまいます。
以下、具体的な数値です
リスティング広告
- クリック単価:36円
- クリック率:8.56%
- 表示回数:16,808回
- 購入:40件
- 購入獲得単価:1,279円
- 費用:51,186円
ディスプレイ広告
- クリック単価:16円
- クリック率:0.18%
- 表示回数:2,020,318回
- 購入:-
- 購入獲得単価:-
- 費用:58,586円
上記数値のように、ディスプレイ広告は沢山の広告画像が表示され、クリック単価も安い事が分かります。
何となく表示されたからクリックするのと、自ら検索してクリックするのでは、クリックの重みが全く違います。
ディスプレイ広告の解説
地方の少額予算でのディスプレイ広告は、購入などの獲得を敢えて狙わず、どれだけ安いクリック単価で沢山の広告を表示させ、サイトに流入させるかが合っていると思います。
そして、少額予算のため成果がないと思いがちですが、それは、少額予算のため感覚的に成果を感じていないだけで、効果効果がゼロということはあり得ません。
自分で広告表示が確認できず、広告が表示されているのか不安と思う気持ちも分かりますが、そこは不安に思う必要はありません。
少額予算の場合は当然のことです。
また、良かった悪かったの判断は、業界の標準データや過去のデータと比較することで初めて可能になります。
少額予算の場合は、先月実績の自己データなどで判断するのが合っていると思います。
大まかな考え方として、クリック単価を安く配信できていれば問題ないと思います。
獲得は、リスティング広告に任せる。
ディスプレイ広告は、言わばリスティング広告の脇役というイメージかもしれません。
リスティング広告の解説
(上記数値は非常に結果が良かったものです。内容により数値は変わってきます。)
地方における、少額予算の場合はリスティング広告は非常に相性が良いと思います。
ただし、最低でも1ヶ月3万円以上の予算を設定するのが良いです。
理由は分かりませんが、弊社検証の例として、1ヶ月1万円で配信すると広告の表示を抑制されて表示機会が減ってしい、結果、成果がよくないという現象になってしまいました。
また、少額予算の場合はキーワードの登録数も最終的に5程度と少数精鋭になると思います。
つまり、獲得できるキーワードだけを残すという考えになります。
それ以外は、思い切って外してしまって問題ないです。
最終的に部分一致1~2個、フレーズ一致5程度という結果になることが多く、またキーワードの除外登録を小まめに行い出来る限り無駄使いを省くことが重要です。
なぜなら、予算が少ないからです。
最後に、運用者の領域の違い
地方の少額予算の案件が多くどうしても少額予算の経験が多くなります。
そのため、少額予算のリスティング広告が得意という結果に繋がります。
逆に、経験が多く持てない多額予算の運用はあまり得意としていません。
このように、運用者のスキルも少額と多額で得意分野が分かれているという状況もあると思います。
地方での少額予算のリスティング広告であればお気軽にご相談ください。