組織論についてよく出てくる言葉をまとめました。言語化されることで自分の思考や感情を客観的に振り返ることができます。
2022年04月06日 (更新日:2024年02月05日)
目次
組織は戦略に従う
アルフレッド・チャンドラー。
環境の変化に適応する戦略を策定し、その戦略を実行するために組織は存在する。
計画におけるグレシャムの法則
組織には十分なスラック(余裕)資源がない場合に、組織は日常業務に関する意思決定を革新よりも優先的に処理する。組織が情報をリッチな情報として認知するためにはスラック資源が必要である。
官僚制の逆機能
有効かつ能率的に管理するために導入された官僚制的な規則・手続き、専門スタッフが弊害となって表れる。あらゆる問題を規則に頼って解決しようとするため、メンバー間の人間的結びつきに緊張感をもたらす結果を生む弊害。
訓練された無能
規則に固執するあまり変化に対応できない。
目的の置換
本来は組織を効率的に運営するための手段にすぎない規則や手続きが、本来の目的達成を弊害してでもそれを守ることが目的に転じてしまう。
繫文縟礼(はんぶんじょくれい)
組織が規則や手続きを重要視するため、膨大な手続きと書類にわずらわされてしまう。
セクショナリズム
組織全体の利益よりも、自分が所属する下位組織(部局)の利益を優先する。
カニバリゼーション
カンパニー制組織では利益の良い事業をグループ内で取り合ってしまう。
受託の罠
ある程度収益が上がってしまうと新しいことを考えるよりも受託対応に追われてしまう。
組織の5原則
権限・責任一致の原則
権限と責任は等しい関係を与える。
命令一元化の原則
常に一人の上司から命令をうける。
統制範囲の原則
一人の管理者が直接管理できる人数には限界がる。
一般的に7~8人。
専門化の原則
専門性を高め生産性を向上させる。
例外の原則(権限移譲の原則)
上司は非定型業務に専念すべし。
定型業務は結果につながる方法が見つけやすく、短期間で結果がでるため非定型業務に取り組む。