アクセス解析の正確性を脅かすGoogle Analyticsのリファラースパム、今すぐできる対策
2023年02月21日 (更新日:2023年02月21日)
目次
アクセス解析の正確性を脅かすGoogle Analyticsのリファラースパム
リファラースパム(※ゴーストスパムと呼ばれることもある)
リファラーを利用してスパムサイトへの誘導を図る迷惑行為のことを指します。
リンク元の確認行為を狙ってアクセスさせたいサイトのアドレスをリファラーに不正に偽装し、サイトに大量アクセスすることでアクセス集計の数値を正確性を阻害されることや、リンク元のサイトでは悪質なものもあるのでウイルスやマルウェアに感染させられる可能性があります。
リファラースパムの対策
リファラースパムの対策としては「リファラースパムのアクセスはアクセス解析結果に表示させないこと」が重要です。
GoogleAnalyticsでの対策方法として一般的なものとしては以下の2つが挙げられます。
Googleのボットフィルタリング機能を利用する
Googleにボットとして登録されているボットやスパイダーからのヒットを除外することができます。
- 「管理」>「ビュー設定」を選択
- 「ボットフィルタリング」にチェック
- 「完了」をクリック
Googleアナリティクスで特定のURLにフィルタを使う
ボットフィルタリングで除外しきれなかったアクセスを除外するためには、フィルタ設定を使うことが効果的です。
※手動操作
- 「管理」>「すべてのフィルタ」を選択
- 「フィルタを追加」をクリック
- フィルタ名に分かりやすい名前(リファラースパムなど)を設定
- フィルタの種類で「カスタム」を選択
- フィルタフィールドで「参照」を選択
- フィルタパターンに除外したいURLを入力
- フィルタ設定を適用するビューを選択し、「追加」をクリック
- 「保存」をクリック
補足
私が見た過去のリファラースパムではロシアからのアクセスが非常に多かったことから、昨今のウクライナ情勢を踏まえてセキュリティだけではなくアクセス集計の面でも注意を払ったほうが良いと感じました。